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移動支援|「いきたい」を実現する
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私たちのプロジェクトテーマ
訪問看護師の移動支援で、慢性的な看護師の人材不足を解決
持続可能性を追求
訪問看護事業を利用している在宅療養者と、看護師の乗り合い外出移動支援を実証します。
- 障害児者の視点で、新商品の開発、ユニバーサルデザインを提案
- 福祉領域における社員研修
- 企業の障害児者の雇用促進
移動困難な方は、総人口の6%もいると推計されています。
移動困難の要因として、外出先に段差などの障害が多い、障がい者用のトイレが少ない、そもそも移動手段がないなど、一人だけで自立で外出することに困難なさを抱えている方が多く存在しています。
そこで弊社は、看護師などの専門職をマッチングし、地域の福祉車輛や公共交通機関に同乗することで外出ができる仕組みを構築しています。
本フェーズでは、自治体・医療介護事業者・イベント事業者との共同事業として取り組んで参ります。
全国各地での実証が可能となり、他県での展開も視野に入れた取り組みとなります。
本プロジェクトの達成目標
地域で生活する全ての人が、外周を通じて、社会貢献できる
障がい者の視点から、企業研修を通じて、社会貢献できる
まず、これらの実証成果と2023年の新たな計画についての報告会を開催し、移動困難者の当事者の視点、看護師の視点を取り入れ、ビジネスの持続可能性の観点から新たな連携・協業・共創を求めて、2023年にモータースポーツ観戦およびプロ スポーツ観戦の場において実証実験を行います。
その実証テーマは、タイトルの通り「いきたい」を実現!看護師同行の外出支援でみんなに移動の可能性をと設定し、移動や外出に障がいのある⽅々のニーズに合った看護師をマッチングし、介護⾞輌を活⽤した移動⽀援サービスの改善、医 療介護事業者と連携した実証の確立を目指します。
達成目標として、移動困難者(障がい者・⾼齢者)の移動⽀援を通して以下の4点を掲げ、社会保障費の削減という社会的インパクトを実現し、同時に誰⼀⼈取り残さない世界を実現します。
- 達成目標① 外出という楽しみ・⽬的に向かって、移動困難者の⾃発的なリハビリ意欲の向上
- 達成目標② 移動困難者が⾃宅に引きこもりがちになる事による、精神的不調の緩和
- 達成目標③ ご家族のレスパイト(⾝体的・精神的な介護者の休息)を提供し、ご家族のQOL(生活の質)向
- 達成目標④ 移動困難者の移動⽀援は避難訓練の代⽤となる為、災害時の医療介護事業者のBCPの実現可能性
医療的なケアが必要な方、聴覚障害・視覚障害・コミュニケーション障害、どんな人でも看護師が同乗することで、安心して現地まで移動することができる。
乗合という移動・作業コストを削減することで、環境にも優しい移動モデルを構築する。
ビジネスモデル
株式会社Cone・Xiと一般社団法人ソーシャルアクション機構がコラボレーションしてプロジェクトが進んでいます。
看護師とのマッチングは、潜在看護師・セラピストの復職支援ツール「chokowa」を活用します。
看護師のスキル等のデータベースを使って実現していきます。
車両のルート設定については、一般社団法人ソーシャルアクション機構(群馬県前橋市)が開発した「福祉Mover」を活用します。
デイサービスの送迎を効率よく巡回できるよう、どんな順番で何時ごろ迎えに行くのか計画を立てられるシステムです。
過去の実績
10月15日(土)・16日(日)に岡山国際サーキットで「ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第6戦 『スーパー耐久レースin岡山』」に合わせて開催された「Mobility for ALL」。
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金が「移動の可能性を、すべての人に。」をコンセプトに、アイデアやソリューションの社会実装を目指すアイデアコンテストです。
カーレースで盛り上がる客席やイベント会場にて、一次選考を通過した17チームが最終選考に進もうと実証実験を行いました。
中でも、移動の可能性に向き合い挑戦したのが、株式会社ePARAと、株式会社Cone・Xi/一般社団法人ソーシャルアクション機構のコラボレーションチームとの2チームです。
取り組み内容のほか、実証実験を経て得られた気づきや、参加者の声を紹介します。
株式会社Cone・Xiと一般社団法人ソーシャルアクション機構
会場までの送迎の仕組み
稼働していないデイサービス等の福祉車両を活用し、障がいを持つ利用者と訪問看護師との乗合いでの移動支援を企画しました。
利用者の特性に合わせて訪問看護師と車両をマッチングすることで、安心して移動と観戦ができるというプロジェクトです。
実証実験は10月16日(日)。看護師を乗せた車が、利用者の自宅から会場となる岡山国際サーキットまでを送迎しました。岡山駅から岡山国際サーキットまでの距離は約60km。利用者の自宅の場所により前後しますが、約1時間半の旅路となります。
12時頃を皮切りに、岡山国際サーキット内の予定されていた駐車スペースに続々と車が到着。利用者達は同行の家族や看護師とともにスムーズに降車し、会場に向かいます。学生ボランティアも会場での案内をサポートしました。
帰路があるのでプロジェクトの途中ではありますが、実施してみていかがでしょうか。
高木(敬称略)
人工呼吸器をつけている方や車いすユーザーの方、障がい当事者の他に同行のご家族にも岡山国際サーキットを楽しんでいただけました。
うれしい声をいただく一方で、課題も見つかりました。車両のマッチングのほか、ドライバー、看護師、利用者とその家族、事務局と、関わる人が多く、その管理や情報共有が行き届いていたか不安が残るので検証していきます。
例えば、駐車場の場所や体制、会場でのチケットの提示方法等の情報共有がうまくいっていない部分がありました。また、アプリの起動がスムーズにいかず、出発を遅らせた車両もあります。
こういった場合、アプリを使わずに出発するか等、臨機応変な判断も難しいところでした。
利用者の方達からは、以下のような話を聞くことができました。
- 移動のこと、会場に来てからのこと、どちらもサポートしてもらえたので、安心して楽しむことができました。
- 普段、出かける機会がなかなかなく、1年ぶりの長距離移動ができ、うれしいです。
「無理せず看護師として働ける環境をつくり、看護業界の人材不足を解決していきたい」と話していた高木さん。実証実験により得られた気づきを、今後の活動に活かす予定です。
期待の声
今後も移動難民が増えることが予測されるなか、障害を抱えられている方のみでなく、高齢者も含め地域の移動手段の一つのツールとして今回の取り組みが繋がればと感じました他法人と共同することで、移動支援の輪が拡がりできたことは非常に大きな収穫であったと感じた
在宅で生活する重症児者とかかわる場面があったが、本人も嬉しそうであったが何より御家族が「貴重な体験ができたねぇ」と喜んでいた。看護師が一緒だからこそ安全を確保でき、御家族が 安心を感じて頂けた
「またレース見たいな」と言われていた。生きる意欲に繋がったのではないかと感じた。
普段無口な旦那様が笑顔で「えかったの」と言われていたのにビックリしました。(奥様が要介護)
Cone・Xiの目指す世界観
当社のビジョンは、在宅療養者が安⼼できる地域を作り、早期予防と治療により社会保障費を削減することです。
chokowa(チョコワ)を通じて、医療者が学び、活躍できる場を提供し、その知識/技術が患者様に還元される世の中にアップデートしてまいります。
医療費が⾼騰している中、 重症化を予防することで早期退院に繋げ、医療費の削減に繋がる世界を実現するため活動してまいります。
Mission
在宅療養者に携わる全ての人々のことを想い続け、不要な医療介護コストを1円でも多く削減します
Vision
医療者のライフステージを意識した、新たな働き方を提供できる
事業所の経営改善、規模拡大を徹底的に支援ができる
1人でも多くの要介護の改善、医療からの脱却ができる
Value
人と人の関係のような愛のあるサービスを創り続ける
社会の変化に適応し、常に未来を見据え、今あるべき姿と未来を照らし合わせて行動し続ける