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#1 相続について家族で話そう!
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テーマ「相続を家族で話そう!」
看護師と考える円満相続の相続仲介事業のことならお任せコネクシーです。
今回は「相続を家族で話そう!」について書かせていただきます。
TV等で相続について見たり、聞いたりする機会はとても多いのではないでしょうか?
でも、それをきっかけに家族で相続の話をするという場面は中々ないと思います。
先日、私がサポートをさせていただいている訪問看護ステーションの患者さんのご家族から、
「実は親の通帳や印鑑などの場所を知らないので親に万が一の事があった場合、不安なんです」というお話がありました。
そうなんです。実際にこうしたご家族はとても多く、突然の理由で相続を受ける事になった時、通帳や印鑑の場所がわからず、円満な相続ができない場合もあります。
ですので、今回のテーマのように、みんなが元気なうちに『相続について家族で話をする』というのは実はとても重要なことなんです。
「相続についてどんなことを話しておいたらいい?」
まずは相続の流れと仕組みについてお話されてみてはいかがでしょうか?
ここに簡単な流れを参考までにご紹介しておきます。
相続は被相続人の方の資産や財産を相続人の皆さんで分配することです。
資産、財産の分配には各ご家庭の家族構成に応じて相続分配に受け取れる割合が定められています。
これは、相続の順番にルールがありそのルールに基づいて相続人の順番が決まり順位に応じて受け取れる割合も変動するのです。
また、このルールにより誰が相続人になるのかが明らかになるので権利関係を定めることができます。
そして相続での流れとしましては下記より大まかな流れをご説明させて下さい。
1.亡くなられた方の「死亡届」医師に書いてもらった「死亡診断書」を市区町村へ7日以内に提出
2.埋葬
3.遺言書の確認、検認
4.相続人の調査、確定
5.相続財産の調査、把握
6.相続の認証、放棄
7.準確定申告
8.遺産分割協議を開始
9.遺産分割協議書の作成
10.名義変更や健康保険、遺族年金の手続き
上記をそれぞれに定められた期間内に行う必要があります。
相続後には相続の登記手続きや相続税の申告も忘れずにして下さいね。
この他にも生命保険に加入していた方は生命保険金の受取り申請などがあり、ご家庭の状況に応じて内容も違ってくるかと思います。
そして、この時に重要なのが遺言書です。
遺言書が見つかった場合は開封はしないで、家庭裁判所で遺言書の検認をして下さい。
検認をしてもらうのは、遺言書の改ざん等を防ぎ、遺言書の効力を保護するための措置となっています。
なので、遺言書が見つかった場合はご家族であっても開封をしないで下さいね。
詳しい遺言書についてはまた別の機会に詳しく書かせていただこうと思います。
私が勧める円満相続は、この遺言書を家族で相談しながらつくるという所をとても大切にしています。
仕組みや流れを簡単にお話しした後、まだお話しが出来そうなら『遺言書』についてお話してみてはいかがでしょうか?
具体的な遺言書の内容だけでなく、「遺言書って何だろう?」そんなところから、家族の考えを聞き合うのも良いのではないでしょうか?
「家族で相続の話をするならいつ?」
ご家族が遠方でお仕事をされていたり、生活されていたりすると中々、家族全員で集まれる機会も限られてしまいます。
そんな中でも帰省などもある年末年始に相続についてお話ししてみてはいかがでしょうか?
話のきっかけは少し難しいですが、「相続」は誰もが気になっている話題でもあります。一家の大黒柱に、「相続ってどうなるの?」と切り出してみても良いかと思います。
ご家族で相続のお話をされる際に抑えておきたいポイントがあります。
その抑えておきたいポイントは財産を託す方の思いや意思を家族で理解しておくということがポイントになってきます。
このポイントは財産の分配の割合などで納得いかないと、相続トラブルになるケースもあり、そんな相続トラブルを事前に家族で話しをする事により、被相続人の思いや意思を理解する機会を持てるので、相続トラブルを防ぐことが出来るのです。
お金のことも大切なのですが、まずは相続する方の思いに耳をかたむけ、どういった気持ちや考えで相続の内容を定めているのかが大切になってきます。
「相続を家族で話そうのまとめ」
家族で相続の話をするのは、円満相続を意識するきっかけだと思います。今回、特に私が伝えたいのは、家族が一同で「相続の話をする」ことの大切さです。
恥かしいかもしれないし、少し不安に思うかもしれません。上手く話せなくてもいいですし、一気に決める必要はありません。
家族で相続を意識することが円満相続の第一歩なんです。
これから、このブログでは円満相続について、書いていこうと思います。このブログを通じて、1人でも多くの方が、将来相続で苦しまなくても良くなれば本望です。
相続に関するご相談も随時お受けしております。分からない事、気になっている事などあれば、お気軽にご連絡ください。